
レモラ・キャットは、アマゾン川水系に生息する体長10〜12cmほどの小型ナマズです。青みがかった黒〜チャコールグレーの体に細かな白い斑点が散り、暗い水槽の中で星空のように見えることから、英名では「ミッドナイト・キャットフィッシュ」とも呼ばれています。
流木の隙間や穴を好んで隠れ家にする「ウッドキャット(Auchenipteridae科)」の仲間で、体内受精を行う珍しい繁殖生態を持つことでも知られています。昼間は物陰でじっとしていますが、夜になると活発に泳ぎ回り、餌を探す姿を観察できます。
最も懸念が少ない
Least Concern(LC)
絶滅のおそれが低い状態
最大サイズは12cm前後と小型ナマズとしては中くらいで、60cm水槽で数匹の飼育が可能です。複数飼育すると同じ流木に身を寄せ合って隠れる姿が見られ、単独よりも落ち着いて過ごします。 昼間の隠れ家となる穴のあいた流木や土管、塩ビパイプを必ず用意してください。隠れ場所があるほどストレスが減り、夕方以降に姿を見せる時間が長くなります。照明は控えめにし、フタも用意してください。
雑食性で餌には困りません。沈下性の顆粒フードやナマズ用タブレットのほか、冷凍赤虫、乾燥イトミミズ、小さく切ったクリルなど何でもよく食べます。 夜行性なので、消灯前や消灯後に沈下性の餌を与えるのが基本です。昼間の給餌だけだと他の魚に餌を取られて痩せることがあるため、夜の給餌を習慣にしてください。慣れると昼間でも餌の匂いに反応して出てくるようになります。
温和な性格で、口に入らないサイズの魚であれば幅広く混泳できます。中型カラシン、ラスボラ、シクリッド、他の小型ナマズやプレコなどとの相性は良好です。 一方、夜間に活動する捕食者でもあるため、ネオンテトラのような極小サイズの魚や小型のエビは夜のうちに食べられてしまう可能性があります。混泳相手は体長4cm以上の魚を目安にしてください。同種同士の争いはほとんどなく、群れでの飼育に向いています。
背びれと胸びれの棘が硬く鋭いため、網に絡まりやすく、素手で扱うと刺されることがあります。移動時はプラケースや容器ですくうと安全です。
白い斑点の美しさは暗めの環境で引き立ちます。青色のナイト照明を使うと、夜間に活動する姿と星空のような斑点をゆっくり観察できます。
ウッドキャット類は体内受精を行い、メスは受精後しばらくしてから産卵します。水槽内での繁殖例は少ないですが、複数飼育で成熟した個体がいると求愛行動が観察できることがあります。
丈夫で水質の許容範囲は広いですが、ウロコがなく皮膚がデリケートなため、薬品や塩に対する耐性は一般の熱帯魚より低めです。薬浴時は規定量の半分程度から様子を見ましょう。

バンジョーキャット(banjo-catfish)
Bunocephalus coracoideus

バンブルビーキャット(bumblebee-catfish)
Microglanis iheringi

トランスルーセントグラスキャットフィッシュ(translucent-glass-catfish)
Kryptopterus vitreolus

チャカ・バンカネンシス(angler-catfish)
Chaca bankanensis

サカサナマズ(upside-down-catfish)
Synodontis nigriventris

チャカ・チャカ(indian-frogmouth-catfish)
Chaca chaca

オトシンクルス(otocinclus)
Otocinclus vittatus

カイヤン(asian-redtail-catfish)
Pangasianodon hypophthalmus

スポッテッドトーキングキャット(spotted-talking-catfish)
Agamyxis pectinifrons

ピクタス(pictus-catfish)
Pimelodus pictus

バトラクスキャット(gulper-catfish)
Asterophysus batrachus