白点病
はくてんびょう寄生虫性重症度: 中度
ウオノカイセンチュウという繊毛虫が寄生することで発症する、最も一般的な熱帯魚の病気です。体表やヒレに白い点が現れ、進行すると全身に広がります。水温の急変や水質悪化で免疫力が低下したときに発生しやすい病気です。

1症状
初期は体表やヒレに直径0.5〜1mm程度の白い点がぽつぽつと現れます。魚は痒がって底砂や水草、流木などに体をこすりつけるようになり、次第に食欲が落ちて元気がなくなります。進行するとエラや全身に白点が広がり、呼吸が荒くなって衰弱していきます。
2治療法
まず水温を28〜30℃まで徐々に上げ、寄生虫の繁殖サイクルを早めて薬が効きやすい状態をつくります。そのうえでメチレンブルーやマラカイトグリーン系の魚病薬で薬浴し、必要に応じて0.5%程度の塩浴を併用します(魚種によっては塩分や薬に弱いため注意が必要です)。薬浴中はこまめに水換えを行い、底に剥がれ落ちた寄生虫を排出することで再感染を防ぎます。
薬浴は飼育水槽ではなく、必ず専用の別水槽(隔離水槽)で行ってください。魚の病気治療のための薬は、水槽内の有益なバクテリアも死滅させてしまいます。飼育水槽のろ過機能が完全に崩壊し、水槽環境がゼロからやり直しになってしまいます。
本ページの情報は一般的な目安です。薬の使用量や水温・塩分濃度は魚種によって適否が異なるため、使用前に薬剤の説明書や飼育魚の特性を必ず確認してください。