
グリーンファイヤーテトラは、緑色に染まる体色と赤く色づくヒレが特徴的な美しい小型カラシンです。ネオンテトラが青と赤の配色であるのに対し、本種は緑と赤という独特の配色を持ちます。さらにヒレの先端が白く染まる可愛らしい特徴もあり、特にオスは成熟すると緑色・赤色の発色がより鮮やかになり、非常に美しい姿を見せてくれます。
水草水槽ではミクロソリウムなど緑の濃い水草を背景にすると、グリーンファイヤーテトラの体色が一層映えます。群泳させると特徴的な色の組み合わせが際立ち、中層付近を泳ぐためよく目立ちます。基本的に丈夫で飼育しやすく、温和な性質のため混泳水槽のタンクメイトとしてもおすすめです。
ショップではブリード個体が多く流通しており、安価で入手しやすい定番の熱帯魚です。ただし入荷直後は色が出ておらず灰色をしていることが多いため、そこまで人気が高くない印象があります。しかし3ヶ月も飼い込めば見違えるほど美しく仕上がるので、色が揚がっていく過程をぜひお楽しみください。
飼育してから色が揚がるまでに時間がかかる傾向があります。個体差はありますが、落ち着いた水草水槽でも数ヶ月から半年近く色揚がりに時間がかかることがあります。焦らずじっくりと飼い込みましょう。
水質は弱酸性から中性を好みます。ただし、RO水の純水など極端な軟水ではグリーンファイヤーテトラの色が全く上がらないことがあるため、水道水を適度に混ぜた飼育水がおすすめです。
オスとメスの見分け方は、成熟した個体であればオスは一回り大きく、体色の緑と赤がはっきりし、各ヒレの白いスポットも明瞭になります。メスは緑を薄くした地味な色合いで、オスより大人しく泳ぐ印象があります。
購入数の目安は30〜45cm水槽で3〜6匹、60cm水槽で6〜12匹、90cm水槽で8〜20匹程度です。水槽に入れるタイミングは水槽立ち上げから1〜3週間後、水槽内の透明度が上がってからが理想的です。
注意する病気は白点病とカラムナリス症(尾腐れ病)です。基本的に丈夫な種類ですが、入荷直後の個体は白点病を発症しやすい傾向があります。入荷してからある程度時間が経った個体を購入すると安心です。
成熟した雌雄が揃っていると、ばら撒くように産卵することがあります。水草水槽など隠れる場所が多い水槽では自然に稚魚が育つこともあります。
30cm水槽以上で飼育可能です。60cm以上の水槽なら10匹単位で群泳させると見応えがあります。中層付近を泳ぐため、水草を多めに配置した水槽でよく映えます。
人工飼料をよく食べ、カラシン用のフレークや沈降性のある顆粒タイプがおすすめです。冷凍餌も好んで食べます。選り好みをせずに食べますが、やや痩せやすい傾向があるので、細かめの餌をしっかり与えるのがポイントです。1日1〜2回、2〜3分で食べきれる量を目安に与えましょう。混泳水槽ならタブレットタイプの餌を組み合わせることで食いっぱぐれを少なくできます。
温和な性格で混泳水槽のタンクメイトに最適です。ネオンテトラ、カージナルテトラ、グローライトテトラなどの小型カラシンや、コリドラスなどの底層魚とは特に相性が良好です。ほとんど水草を食害しないため、水草水槽にも安心して導入できます。





