
ファイヤーマウスは中米のユカタン半島周辺を原産とする中型シクリッドです。名前のとおり、喉から腹にかけて燃えるような赤色に染まるのが最大の特徴で、エラぶたを大きく広げて喉元の赤を見せつける威嚇のディスプレイは迫力があります。
グレーがかった青い体にはメタリックブルーのスポットが散りばめられ、エラぶたの後ろには青く縁取られた黒い斑点があります。見た目の派手さに対して中米シクリッドの中では比較的温和で丈夫なため、シクリッド飼育の入門種として古くから親しまれています。
基質産卵型で、ペアになると平らな石などに産卵し、両親が協力して卵と稚魚を守ります。子育て中は気性が荒くなるので注意が必要です。
最も懸念が少ない
Least Concern(LC)
絶滅のおそれが低い状態
成長すると15cm前後になるため、単独またはペア飼育なら60cm規格水槽から飼育できます。他の中米シクリッドとの混泳や複数飼育を考えるなら90cm以上の水槽を用意してください。 底砂を掘り返す習性があるので、細かめの砂か粒の小さい砂利を敷き、流木や石でシェルターや縄張りの区切りを作ってあげると落ち着きます。水草は掘り起こされやすいため、アヌビアスやミクロソリウムなど流木に活着させるタイプがおすすめです。
雑食性で人工飼料によく餌付きます。シクリッド用の沈下性ペレットやフレークを主食に、冷凍赤虫やブラインシュリンプ、クリルなどを時々与えると発色が良くなります。 赤色を引き立てたい場合は、アスタキサンチンなど色揚げ成分を含むフードを取り入れると効果的です。食べ残しは水質悪化の原因になるため、数分で食べきれる量を1日1〜2回与えます。
中米シクリッドの中では温和な部類ですが、縄張り意識はしっかりあり、特に繁殖期は攻撃的になります。口に入るサイズの小型魚は食べられてしまう可能性があるため避けましょう。 同程度のサイズのセベラムやブルー・アカラ、大型のプレコ、シノドンティスなどの底物とは混泳しやすいです。同種を複数飼う場合は十分な広さと隠れ家を用意し、弱い個体が追い詰められないよう注意してください。
エラぶたを広げる威嚇のディスプレイは見ごたえがありますが、常に威嚇し続けている場合はストレスのサインです。混泳相手やレイアウトを見直してください。
pHの許容範囲は広いですが、原産地は石灰岩質で硬度の高い水域です。極端な弱酸性よりも中性〜弱アルカリ性で安定させると調子が良くなります。
底砂を掘るため、底面フィルターや植えた水草とは相性がよくありません。外部式や上部式フィルターの使用がおすすめです。

パロットファイヤー(blood-parrot)
Amphilophus citrinellus × Vieja melanurus

アイスポットシクリッド(eye-spot-cichlid)
Cichla ocellaris

ジュルパリ(demon-eartheater)
Satanoperca jurupari

フラワーホーン(flower-horn)
なし

グリーンテラー(green-terror)
Andinoacara rivulatus

オスカー(oscar)
Astronotus ocellatus

アピストグラマ・ボレリー(umbrella-cichlid)
Apistogramma borellii

エンゼルフィッシュ(angelfish)
Pterophyllum scalare

セベラム(severum)
Heros efasciatus

アルタムエンゼルフィッシュ(altum-angelfish)
Pterophyllum altum

アピストグラマ・ビタエニアータ(banded-dwarf-cichlid)
Apistogramma bitaeniata

ラミレジィ(オランダ・ラミレジィ)(ram-cichlid)
Mikrogeophagus ramirezi

アピストグラマ・アガシジィ(agassizis-dwarf-cichlid)
Apistogramma agassizii

アピストグラマ・カカトイデス(cockatoo-dwarf-cichlid)
Apistogramma cacatuoides

アピストグラマ・トリファスキアータ(three-striped-dwarf-cichlid)
Apistogramma trifasciata

ブルー・アカラ(blue-acara)
Andinoacara pulcher
最も懸念が少ない
Least Concern(LC)
絶滅のおそれが低い状態