
スカラレエンゼルフィッシュは、熱帯魚の代名詞的存在で非常に有名な熱帯魚です。飼育は容易で、熱帯魚飼育を学ぶために適した種といえます。体型や大きく伸びたひれが特徴的で、優雅に泳ぐ姿が魅力的です。また、飼育環境に慣れると餌を求めて水面に口を向ける姿も大変チャーミングです。近年では、原種系以外にも改良されたさまざまな品種が流通しています。強く側扁したひし形の魚体に、長く伸長した背びれと腹びれ、尻びれを持つ独特のフォルムが特徴です。
エンゼルフィッシュは横幅よりも上下に伸びるヒレを美しく保つために「水深(高さ)」が必要ため、高さは45cm以上、横幅60cm水槽以上の推奨されます。高さが足りないとヒレが曲がったり成長が阻害されたりします。
1日2-3回、3分以内に食べきれる量を目安に与えます。フレークでも顆粒でもどちらも食べます。成長するとフレークでは細かすぎるので顆粒タイプの餌が良いでしょう。
気性がやや荒く、空腹時にネオンテトラやグローライトテトラなどの小型魚をつついて弱らせたうえで食べてしまうこともあります。成魚のエンゼルフィッシュは特に組み合わせに注意して飼育しましょう。低層魚のプレコやコリドラスとは相性が良いです。
アマゾンソードなど葉の広い水草を好みます。産卵床にもなるため多めに配置すると落ち着きます。人口水草や天然の水草、岩、流木など弱い個体が隠れられるようなレイアウトをするとよいでしょう。
ペアリングすると美しい求愛行動が観察できます。ペアを形成してしばらくすると、最も安全で産卵しやすい場所を自分たちで探し、一生懸懸に産卵したい場所を口で掃除します。主に、アマゾンソードなどの葉部分が大きく伸びた水草やフィルターのパイプなどに産卵します。
ヒレが大きいため、強い水流の中を泳ぐのは疲れてしまいます。フィルターの吐出口を壁に向けるなどして、緩やかな流れを作ってください。