
クラウン・キリーは、西アフリカ原産の体長3〜4cmほどの極小キリーフィッシュです。クリーム色の体に入る4本の太いチョコレート色の横帯、青緑に輝く目、そしてオスの尾びれに現れる中央が赤く縁が水色に輝く「ロケットの炎」のような模様が最大の魅力で、英名の「ロケット・キリー」もこの尾びれに由来します。
メダカと同じカダヤシ目に属し、水面直下をホバリングするように泳ぐ性質を持ちます。派手な体色ながら性格はおとなしく、小型の水草水槽やボトルアクアリウムの主役として近年人気が高まっています。
最も懸念が少ない
Least Concern(LC)
絶滅のおそれが低い状態
非常に小型のため、20〜30cm程度の小型水槽で数匹の飼育が可能です。水面近くに定位するので、水槽の高さより水面の広さを優先し、浮草や浮き葉のある水草をたっぷり入れて隠れ場所を作ってください。 水流が強いのを嫌うため、ろ過はスポンジフィルターや緩めに調整した外掛け式が適しています。ジャンプ力が強く飛び出し事故が多い魚なので、フタは必須です。
口が非常に小さく上向きのため、水面に浮くタイプの餌が向いています。粉末状の人工飼料やパウダーフードのほか、ブラインシュリンプの幼生、ミジンコ、冷凍コペポーダなどの微細な生き餌・冷凍餌を好んで食べます。 沈んだ餌はほとんど食べないため、少量を回数多く(1日2〜3回)与えるのがコツです。生き餌を併用するとオスの発色と繁殖行動が明らかに活発になります。
温和ですが体が小さくデリケートなため、混泳相手は慎重に選びます。ピグミーコリドラス、オトシンクルス、小型ラスボラ(ボララス類)、チェリーシュリンプなどの小型で穏やかな生体との組み合わせが安全です。 動きの速い餌取り上手な魚と混泳させると餌が行き渡らず痩せてしまうため、基本は単独種飼育、あるいは底層を泳ぐ小型魚とのみ混泳させるのがおすすめです。オス同士は軽く争いますが、水草が多ければ深刻な問題にはなりません。
野生では雨季と乾季のある小さな沼や水路に生息するため、pH5.5〜6.5の弱酸性の軟水を好みます。マジックリーフやピートで水を琥珀色に染めたブラックウォーター環境にすると発色が格段に良くなります。
水面直下を泳ぐため、飛び出し事故が非常に多い魚です。フタの隙間やホースの出入り口も塞ぎ、水位を少し低めに保ちましょう。
繁殖は容易で、ウィローモスや浮草の根に数個ずつ卵を産みつけます。稚魚は極小のためインフゾリアやパウダーフードから始めてください。親が卵や稚魚を食べることは少ないですが、別水槽に移すと生存率が上がります。
輸入直後や購入直後は細菌性の病気にかかりやすいため、導入時はトリートメントを兼ねて別容器で1〜2週間様子を見てから本水槽に移すと安心です。

バリアタス(variable-platyfish)
Xiphophorus variatus

セルフィン・モーリー(sail-fin-molly)
Poecilia velifera

プラティ(platy)
Xiphophorus maculatus

ソードテール(swordtail)
Xiphophorus hellerii

外国産グッピー(fancy-guppies)
Poecilia reticulata

ブルーグラスグッピー(国産グッピー)(japanese-guppy)
Poecilia reticulata

アフリカンランプアイ(normans-lampeye)
Aplocheilichthys normani

ブラックモーリー(black-molly)
Poecilia sphenops
最も懸念が少ない
Least Concern(LC)
絶滅のおそれが低い状態