
ピラニア・ピラヤは、ブラジル東部を流れるサン・フランシスコ川の固有種で、ピゴセントルス属(いわゆる本ピラニア)の中で最も大きく、最も美しいとされるピラニアです。英名では「サン・フランシスコ・ピラニア」とも呼ばれ、最大で50cm近くに達する記録もあります。
最大の魅力は、喉から腹部、体側の下半分を覆う燃えるようなオレンジ〜黄金色の発色です。成長とともにこの色彩は体の上方へと広がり、銀色にきらめく鱗との対比が強烈な印象を与えます。よく似たナッテリー(レッドベリー・ピラニア)と比べて体高が高く、頭部がより丸みを帯びた強面のシルエットで、脂びれが房状に長く伸びる点も本種を見分ける特徴です。
流通量は少なく、ワイルド個体の輸入は不定期なため、ピラニア愛好家の間では憧れの存在です。長寿でじっくりと大型に育つため、一生付き合うつもりで迎える覚悟が求められます。
最も懸念が少ない
Least Concern(LC)
絶滅のおそれが低い状態
幼魚のうちは90cm水槽でも飼育できますが、成長すると30〜40cm、条件が良ければそれ以上になるため、最終的には120cm×60cm以上の水槽が必要です。体高があり、旋回するにも幅を使うので、奥行きのある水槽を選びましょう。 水質にはそれほど神経質ではありませんが、大食で排泄量も多いため、強力な濾過が欠かせません。オーバーフローや大型の外部フィルターを使い、週1回・1/3程度の水換えを基本にしましょう。水温は24〜28℃、pHは6.0〜7.5の弱酸性〜中性が適しています。 ピラニアは臆病な面があり、明るすぎる環境や隠れ場所のない水槽では落ち着かず、驚いて壁面に激突することがあります。照明はやや暗めにし、流木やアヌビアスなど頑丈な水草で身を隠せる場所を用意すると、発色も良くなります。
肉食性で、自然下では魚やその鰭、昆虫、水に落ちた果実なども食べています。飼育下では冷凍のワカサギやキビナゴ、エビ、切り身などを主食にすると良いでしょう。人工飼料にも比較的よく慣れ、大型肉食魚用の沈下性ペレットを食べる個体も多いです。 発色を維持するためには、カロチノイドを多く含むエビやクリルを定期的に与えるのが効果的です。栄養が偏らないよう複数の餌をローテーションし、生き餌に頼りすぎないようにしましょう。 給餌は幼魚で1日1回、成魚で2〜3日に1回が目安です。食べ残しは水質悪化の原因になるのですぐに取り除いてください。ピラニアは餌の際に興奮して勢いよく突進するため、給餌時に手を水中に入れるのは避け、ピンセットやトングを使いましょう。
ピゴセントルス属は自然下では群れで生活しますが、ピラヤは本ピラニアの中でも特に気性が荒く、単独飼育が最も安全です。同種を複数飼うと、鰭のかじり合いや共食いが頻発し、特に餌が足りないときや水槽が狭いときに深刻な事故が起こります。 どうしても群泳させたい場合は、同サイズの個体を幼魚から5匹以上同時に導入し、180cm以上の大型水槽で十分な餌を与える必要があります。それでも脱落する個体が出ることは覚悟してください。 他種との混泳は基本的におすすめしません。鰭を食べる習性があるため、口に入らないサイズの大型魚でも鰭をかじられて傷だらけになることがあります。大型プレコとの混泳例はありますが、夜間に襲われるケースもあり、ピラヤを主役にした単独飼育で個体の美しさを引き出すスタイルが理想です。
歯が非常に鋭く、網を噛み切ることもあります。掬う際は目の細かい網ではなく、厚手の容器やタッパーを使い、絶対に素手で触らないようにしましょう。
腹部のオレンジ色は水質・餌・照明で大きく変わります。弱酸性の水と暗めの底砂、クリルなどの色揚げ餌で、本来の燃えるような発色が引き出せます。
驚いて水槽壁面に激突すると吻先を怪我します。水槽の側面や背面を暗い色で覆い、照明のオンオフは徐々に行うと落ち着きます。
成長は比較的ゆっくりですが、寿命は15年以上と長いです。長期的に飼育できる水槽サイズと餌代を見込んでから購入しましょう。

ピンクテールカラシン(pink-tail-chalceus)
Chalceus macrolepidotus

グローライトテトラ(glowlight-tetra)
Hemigrammus erythrozonus

ダイヤモンドテトラ(diamond-tetra)
Moenkhausia pittieri

グリーンファイヤーテトラ(green-fire-tetra)
Aphyocharax rathbuni

エンペラーテトラ(emperor-tetra)
Nematobrycon palmeri

シルバーハチェット(silver-hatchetfish)
Gasteropelecus sternicla

ブラックテトラ(black-tetra)
Gymnocorymbus ternetzi

メチニス(metynnis-argenteus)
Metynnis argenteus

ブラックネオンテトラ(black-neon-tetra)
Hyphessobrycon herbertaxelrodi

ペンギンテトラ(penguin-tetra)
Thayeria boehlkei

レッドファントムテトラ(red-phantom-tetra)
Hyphessobrycon sweglesi

レモンテトラ(lemon-tetra)
Hyphessobrycon pulchripinnis

ホーリー(wolf-fish)
Hoplias malabaricus

カーディナルテトラ(cardinal-tetra)
Paracheirodon axelrodi

ペーシュ・カショーロ(payara)
Hydrolycus scomberoides

アークレッドペンシル(arc-red-pencil)
Nannostomus mortenthaleri

タライロン(giant-wolf-fish)
Hoplias macrophthalmus

ブラックピラニア(black-piranha)
Serrasalmus rhombeus

ラミノーズテトラ(rummy-nose-tetra)
Hemigrammus bleheri

モンクホーシャ(redeye-tetra)
Bario sanctaefilomenae

ネオンテトラ(neon-tetra)
Paracheirodon innesi

ピラニア・ナッテリー(red-bellied-piranha)
Pygocentrus nattereri

シルバーチップテトラ(silvertip-tetra)
Hasemania nana

カラープロキロダス(kissing-prochilodus)
Semaprochilodus insignis / Semaprochilodus taeniurus

コンゴーテトラ(congo-tetra)
Phenacogrammus interruptus

インパクティス・ケリー(inpaichthys-kerri)
Inpaichthys kerri

ブラックファントムテトラ(black-phantom-tetra)
Hyphessobrycon megalopterus

マーブルハチェット(marbled-hatchetfish)
Carnegiella strigata
最も懸念が少ない
Least Concern(LC)
絶滅のおそれが低い状態