淡水熱帯魚図鑑

美しい淡水熱帯魚の世界へようこそ。初心者から上級者まで、 あなたにぴったりの熱帯魚を見つけて、アクアリウムライフを始めましょう。

リンク

  • ホーム
  • 運営者について
  • プライバシーポリシー
  • お問い合わせ

当サイトについて

アクアリウムの魅力を広めるために個人で運営している淡水熱帯魚の図鑑サイトです。 ご意見やデータの間違いなどがございましたら、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。

© 2024 淡水熱帯魚図鑑. All rights reserved.

図鑑に戻る
オレンジフィンカイザープレコ(golden-nugget-pleco)
混泳相性チェッカー
画像を読み込み中...
オレンジフィンカイザープレコ
オレンジフィンカイザープレコ(golden-nugget-pleco)
Baryancistrus xanthellus
中級者向けナマズ

オレンジフィンカイザープレコは、ブラジル・パラ州を流れるアマゾン川の支流シングー川(リオ・シングー)とその周辺のみに生息する、ロリカリア科バリアンキストルス属の中型プレコです。黒〜暗褐色の体に無数の鮮やかな黄色のスポットが散りばめられ、背ビレと尾ビレの後縁が幅広い黄色の帯で縁取られる姿は、まさに「黄金の塊(golden-nugget)」の名にふさわしい美しさです。Lナンバーでは L018、L081、L085 などで知られ、スポットの大きさや密度によってバリエーションが区別されています。

長らく未記載種として流通してきましたが、2011年に Baryancistrus xanthellus として正式に記載されました。種小名の「xanthellus」はラテン語で「黄色みがかった」という意味です。幼魚期は特に黄色の縁取りが太く鮮やかで、成長とともに縁取りは細くなり、スポットは相対的に小さくなっていきます。最大で25cm前後まで成長する、ずんぐりとした体型のプレコです。

原産地のシングー川は、岩盤と丸石が広がる急流域で、水は澄んで酸素が非常に豊富、水温も28〜30℃と高めです。本種はこうした岩の表面に付着した藻類や微生物(アウフヴックス)を主食としています。分布がシングー川に限定されるうえ、2016年に稼働を始めたベロモンテダムによって本種の主要な生息地である「大湾曲部(ボルタ・グランデ)」の流量が大きく変化したため、IUCNレッドリストでは準絶滅危惧(NT)に評価されています。観賞魚としても非常に人気が高く、ブラジルからの輸出規制の影響を受けて価格は高めで推移しています。

基本データ
体長20-25cm
水温26-30°C
pH6.0-7.5
寿命10-15年
原産国ブラジル
生息地域アマゾン川、シングー川
参考価格¥8,000~¥25,000
分布地図
地図を読み込み中...
保全状況IUCN レッドリスト
NT

準絶滅危惧

Near Threatened(NT)

EX
EW
CR
EN
VU
NT
LC
絶滅絶滅危惧低リスク

現時点での絶滅危険度は小さいが、条件変化で絶滅危惧に移行する可能性のある状態

水槽サイズ

幼魚のうちは60cm水槽でも飼育できますが、最終的に25cm前後まで成長するずんぐりした体型のプレコであるため、単独飼育でも90cm水槽、他魚との混泳や複数飼育なら120cm以上の水槽を用意してください。底面積が広い水槽ほど縄張り争いが起きにくくなります。 レイアウトは原産地シングー川の岩場を意識します。平たい石や丸石を積み重ねて隙間を作り、流木やプレコシェルターも複数設置して、個体数より多くの隠れ家を用意しましょう。底床は細かい砂か、掃除のしやすいベアタンクでも構いません。本種は藻類を削り取って食べるため、石や流木の表面に藻が生えやすい環境は好都合です。 最も重要なのは水流と酸素量です。急流域に生息するため、外部フィルターの吐出口やパワーヘッドでしっかりとした水流を作り、エアレーションも併用して高溶存酸素を維持してください。排泄量が多い魚なので、ろ過能力の高いフィルターと週1回1/3以上の水換えが欠かせません。水温は26〜30℃とやや高めが本来の環境で、低温には弱いため冬場のヒーター管理は確実に行ってください。

給餌

野生下では岩の表面に付着した藻類や微生物(アウフヴックス)を主食とする草食傾向の強い雑食性です。飼育下では植物質を多く含むプレコ用タブレットやウエハースを主食にし、スピルリナ入りの沈下性飼料を組み合わせると良いでしょう。 副食として、茹でたズッキーニ、キュウリ、ホウレンソウ、カボチャなどの野菜を石で沈めて与えると喜んで食べます。動物質の餌は冷凍赤虫やブラインシュリンプを週1〜2回程度にとどめ、与えすぎないようにしてください。動物質に偏ると消化不良や肥満の原因になります。 本種は腹部がぽっこりと丸いのが健康な状態で、腹がへこんでいる個体は栄養不足です。特に輸入直後の個体は痩せていることが多く、餌付くまでは夜間に照明を消してから餌を入れ、落ち着いて食べられる環境を整えてあげましょう。食べ残しは水質悪化の原因になるため翌朝には取り除いてください。

混泳

他種に対しては基本的に温和ですが、同種や体型の似たプレコに対しては強い縄張り意識を示します。複数飼育する場合は120cm以上の水槽に十分な数のシェルターを用意し、互いの視線が遮られるようなレイアウトにしてください。狭い水槽で複数を飼うと、弱い個体が隠れ家を追われて餌を食べられず衰弱します。 混泳相手は、水槽の中層〜上層を泳ぐ魚が最適です。同じシングー川産のロイヤルファロウェラやハイフィンプレコなどとは生息環境が近く相性が良いですが、縄張りを巡る小競り合いには注意が必要です。中型〜大型のカラシン類(コンゴテトラ、メチニスなど)、ジオファーガスなどの温和なシクリッド、高水温に強い魚と組み合わせるのが無難です。 小型のテトラやエビは、本種が直接捕食することはほぼありませんが、強い水流と高水温を好む環境は小型魚には負担になることがあります。また、気性の荒い大型シクリッドやヒレをかじる魚との混泳は避けてください。本種のヒレの黄色い縁取りは、他魚にかじられると再生に時間がかかります。

他の魚と混泳できるか調べる

オレンジフィンカイザープレコを選択した状態でチェッカーを開きます

混泳相性チェッカーで調べる
飼育のコツ

シングー川の急流を再現する強い水流と豊富な酸素が長期飼育の鍵です。エアレーションは常時行い、夏場の高水温時は特に酸欠に注意してください。

水温は26〜30℃とやや高めを維持しましょう。24℃以下が続くと食欲が落ち、体調を崩しやすくなります。

腹部のふくらみが健康のバロメーターです。導入直後は痩せている個体が多いので、野菜やプレコタブレットを夜間にしっかり与えて太らせてください。

幼魚期の鮮やかな黄色い縁取りは成長とともに細くなります。これは自然な変化であり、体調不良ではありません。

排泄量が多くアンモニアや硝酸塩が蓄積しやすいため、ろ過を強化し、週1回1/3以上の水換えを習慣にしてください。水質悪化はスポットの色落ちや肌荒れに直結します。

隠れ家は個体数より多く用意し、同種の複数飼育は120cm以上の水槽で行ってください。シェルター不足は縄張り争いと拒食の最大の原因です。

関連する熱帯魚
同じグループの熱帯魚
オトシンクルス

オトシンクルス(otocinclus)

Otocinclus vittatus

セルフィンプレコ

セルフィンプレコ(sailfin-pleco)

Pterygoplichthys gibbiceps

マツブッシー

マツブッシー(medusa-pleco)

Ancistrus ranunculus

オレンジ・トリムプレコ

オレンジ・トリムプレコ(orange-trim-pleco)

Pseudacanthicus pitanga

オレンジフィンレオパードトリムプレコ

オレンジフィンレオパードトリムプレコ(demini-leopard-cactus-pleco)

Pseudacanthicus leopardus

ブロンズ・プレコ

ブロンズ・プレコ(bulldog-pleco)

Chaetostoma milesi

スポンサーリンク

基本データ
体長20-25cm
水温26-30°C
pH6.0-7.5
寿命10-15年
原産国ブラジル
生息地域アマゾン川、シングー川
参考価格¥8,000~¥25,000
分布地図
地図を読み込み中...
保全状況IUCN レッドリスト
NT

準絶滅危惧

Near Threatened(NT)

EX
EW
CR
EN
VU
NT
LC
絶滅絶滅危惧低リスク

現時点での絶滅危険度は小さいが、条件変化で絶滅危惧に移行する可能性のある状態