セルフィンプレコ
セルフィンプレコ
セルフィンプレコ
Pterygoplichthys gibbiceps
中級者向けプレコ

セルフィンプレコは帆のような大きな背びれを持つ大型のプレコです。体長30-45cmの美しい体色が特徴で、水槽内で美しい光景を演出します。

南米(アマゾン川流域、オリノコ川流域など)の清流に生息し、自然界では単独で行動することもあります。

飼育下でも単独飼育が推奨され、成魚は気性が荒くなるため混泳が困難になることがあります。

水質は弱酸性から中性まで、軟水から中硬水までを好み、水温24-28°Cで管理します。

性格は非常に丈夫ですが、非常に強力な吸盤と顎を持ち、薄いアクリル水槽やコケを傷つけることがあります。

適切な環境で飼育すれば10年以上の寿命を全うし、中級者向けの魚種です。

飼育のコツ
  • 非常に大型になるため、終生飼育を見据えた水槽設計が必要
  • 強力なろ過装置とこまめな水換えが必須
  • 流木や岩で隠れ家を作ると落ち着いて過ごす
  • 成長に合わせて水槽サイズを変更する
注意事項
  • 最大40~50cm(飼育下でも30cm以上)になる大型種
  • 成長速度が異様に早く、60cm水槽でも1年ほどで15~20cmに成長
  • 非常に強力な吸盤と顎を持ち、薄いアクリル水槽やコケを傷つけることがある
  • 絶対に川などに放流してはいけない(生態系破壊の原因)
基本データ
体長30-45cm
水温24-28°C
pH6.0-7.5(弱酸性~中性)
硬度軟水~中硬水
寿命10年以上
原産地南米(アマゾン川流域、オリノコ川流域など)
飼育環境

水槽サイズ

最低でも90cm水槽、水深・奥行きに余裕のある大型水槽が望ましい(成魚時は120cm水槽以上推奨)

給餌

1日1回、夜間に給餌が理想。コケやバイオフィルムのほか、沈下性のプレコタブレット、野菜

社会性

基本的には温和だが、縄張り意識が強くなることもある

混泳

体格の近い魚(大型カラシン、中型〜大型シクリッド)との混泳に適する

繁殖

飼育下での繁殖は困難。野生では穴を掘って産卵する習性がある