
ロージーバルブは、インド北部からバングラデシュ、ネパール、パキスタンにかけての南アジアに広く分布するコイ科の小型魚です。名前の通り、成熟したオスは体全体が薔薇色(ロージー)に染まり、特に繁殖期や調子の良いときには背ビレや尻ビレの先端が黒く縁取られ、燃えるような赤色が強調されます。メスは金色がかったオリーブ色で、オスに比べると控えめな色合いですが、ふっくらとした体型が特徴です。
古くから世界中で親しまれてきた定番種で、ロングフィンタイプやネオンタイプ、ゴールデンタイプなど多くの改良品種も流通しています。原産地では標高の高い涼しい水域にも生息しているため低水温への耐性が高く、無加温に近い環境でも飼育できる珍しい熱帯魚として知られています。活発に泳ぎ回る姿と丈夫さから、熱帯魚飼育を始めたばかりの方にもおすすめできる魚です。
最も懸念が少ない
Least Concern(LC)
絶滅のおそれが低い状態
最大で10cm前後まで成長し、非常に活発に泳ぎ回る魚のため、群れで飼育することを前提に60cm水槽以上を用意しましょう。5〜6匹程度の群れであれば60cm水槽で十分ですが、10匹以上の群れや他種との混泳を考える場合は90cm水槽があると余裕を持って楽しめます。 遊泳力が高いので、水槽の中央に広い遊泳スペースを確保し、水草や流木は背面や側面にまとめて配置するレイアウトが向いています。水草をかじることがあるため、アヌビアスやミクロソリウムのような硬い葉の種類が安心です。飛び出し事故が多い魚なので、フタは必ず設置してください。水温は18〜26℃と幅広く対応し、夏場の高水温にはやや弱いため、26℃を大きく超えないよう注意が必要です。
雑食性で餌の選り好みはほとんどなく、人工飼料をよく食べます。小粒のフレークフードや顆粒タイプの沈下性フードを主食とし、1日1〜2回、数分で食べきれる量を与えましょう。 体色をより鮮やかに引き出したい場合は、色揚げ成分(アスタキサンチンなど)を含んだ飼料や、冷凍赤虫・冷凍ブラインシュリンプなどの動物性の餌を週に2〜3回与えるのが効果的です。また、植物質も好むため、茹でたほうれん草やスピルリナ入りの飼料を補助的に与えると健康を維持しやすくなります。食欲旺盛で肥満になりやすいので、与えすぎには注意してください。
性格は基本的に温和で、他の魚を積極的に攻撃することはありません。同程度のサイズの温和な魚であれば幅広く混泳が可能で、ラスボラ類、ダニオ類、コリドラス、ローチ類などとの相性が良好です。 ただし、動きが素早く活発なため、ヒレの長い魚(ベタやグッピー、エンゼルフィッシュなど)に対してはヒレをつつく癖が出ることがあります。また、極端に臆病でおとなしい魚は餌を取り負けてしまうことがあるため注意が必要です。単独や少数で飼育すると落ち着きがなくなり、他の魚にちょっかいを出しやすくなるため、必ず5匹以上の群れで飼育することが混泳成功の鍵となります。同種内では軽い小競り合いをしますが、群れが大きければ特定の個体が執拗に追われることは少なくなります。
低水温に強く、18℃程度まで無理なく耐えられます。室内であれば無加温での越冬も可能な場合がありますが、急激な温度変化は体調を崩す原因になるため、春先や秋口はヒーターでの保温をおすすめします。
オスの発色を楽しみたい場合は、オスとメスを一緒に飼育しましょう。メスの存在と適度なライバル関係がオス同士の競争心を刺激し、鮮やかな薔薇色が最も美しく出ます。
跳躍力が非常に高く、驚いたときや追われたときに水槽から飛び出すことがあります。フタの隙間はできる限り塞ぎ、配線の出口などもスポンジなどで埋めておくと安心です。
丈夫な魚ですが、水質悪化や水温の急変で白点病になることがあります。週1回、全体の1/3程度の定期的な換水を続け、導入時の水合わせは時間をかけて丁寧に行いましょう。
繁殖は比較的容易で、細かい水草(ウィローモスなど)を敷いた産卵用水槽にペアを移すと朝方にばらまき型の産卵を行います。親魚は卵を食べてしまうため、産卵後は速やかに別水槽へ戻してください。
ロージーバルブを購入する
Amazonで関連商品をチェックできます

レッドテールブラックシャーク(red-tailed-black-shark)
Epalzeorhynchos bicolor

シルバーシャーク(silver-shark)
Balantiocheilos melanopterus

アカヒレ(white-cloud-mountain-minnow)
Tanichthys albonubes

スマトラ(tiger-barb)
Puntigrus tetrazona

エンツユイ(chinese-high-fin-banded-shark)
Myxocyprinus asiaticus

サイアミーズフライングフォックス(siamese-algae-eater)
Crossocheilus oblongus

グリーンバルブ(green-barb)
Barbodes semifasciolatus

レインボーシャーク(rainbow-shark)
Epalzeorhynchos frenatum

チェリーバルブ(cherry-barb)
Rohanella titteya

クーリーローチ(kuhli-loach)
Pangio kuhlii

ゼブラダニオ(zebra-fish)
Danio rerio

アルジイーター(chinese-algae-eater)
Gyrinocheilus aymonieri

クラウンローチ(clown-loach)
Chromobotia macracanthus

パキスタンローチ(yoyo-loach)
Botia lohachata
最も懸念が少ない
Least Concern(LC)
絶滅のおそれが低い状態