
ポリプテルス・セネガルスは、恐竜を思わせる風貌を持つ古代魚ポリプテルス科の一種です。小型で丈夫なため初心者でも飼育しやすく、60cm規格水槽でも飼育可能なことから古代魚入門に最適と言われています。細長い円筒形の体にたくさんのヒレ(背中に「小離鰭」と呼ばれる小さなヒレが8~11並ぶのが特徴)を持ち、胸ビレをオールのように使ってゆったり泳ぐ姿はまるで小さな龍のようです。両肺で空気呼吸もできるため、時々水面に顔を出して空気を飲む姿も見られます。
60cm規格水槽(約60×30×36cm)で単独飼育可能。より大きく育てたい場合や複数個体を混泳させたい場合は90cm水槽以上を推奨。水槽が狭いと成長が緩やかになったり止まったりする(サイズストップ)ことがあります。
基本的には肉食性ですが、何でもよく食べます。人工飼料(「ひかりクレスト ミニキャット」など沈下性のもの)、冷凍赤虫、生餌(メダカ)、クリルなどを与えます。底の方で生活しているため、必ず沈下性のエサを選んでください。嗅覚が非常に発達しているので、エサを見つけると執念深く探し回ります。
ポリプテルスの中では温和な性格で混泳に向いています。同種間で複数匹での飼育が可能です。他種では上層を泳ぐ魚(中〜大型のカラシンなど)や、サイズ差があまりない大人しい魚と相性が良いです。ポリプテルスの体を舐めてしまう大型プレコなどは避けたほうが無難です。
砂に潜る習性はありませんが、ベアタンク(底砂なし)だと体色が飛びやすく落ち着かないことがあります。ガーネットサンドなどの細かい砂を薄く敷くと、本来の美しい発色を楽しめます。
時々水面に顔を出して直接空気を吸います。水面との間に少し空間を作ってあげてください。
病気には非常に強いですが、水替えを怠ると「ポリプティ」という寄生虫がつくことがあります。新しく魚を導入する際は注意深く観察しましょう。
わずかな隙間からも飛び出すため、蓋は隙間なく閉め重石を乗せるのが鉄則です。