
クラウンローチは、その鮮やかなオレンジと黒の縞模様と、横になって寝るというユニークな習性から非常に人気のある熱帯魚です。しかし、成長が遅い一方で最終的にはかなりの大型になるため、長期的な計画が必要な魚でもあります。
幼魚(5cm程度)のうちは60cm水槽でも飼育可能ですが、成長に合わせて最終的には90cm〜120cm以上の大型水槽が必要になります。成長は非常に緩やかですが、止まることはありません。
1日1-2回、数分で食べ切れるだけの量を与えます。沈下性の餌(ドジョウやコリドラス用の沈下性飼料)、冷凍アカムシ、イトミミズ、ブラインシュリンプなどの生餌も喜んで食べます。何でも食べてくれることもあり飼育しやすいです。
非常に温和で混泳向き、残り餌を食べるお掃除屋さん。低層域をテリトリーとするためコリドラスと並んで混泳水槽で重宝します。遊泳層が異なりサイズが同じ位の種類(バタフライフィッシュなど)とは混泳が成立しやすいです。逆に、コリドラスなど遊泳層が重なりサイズ差がある種類には、クラウンローチ側が攻撃を仕掛けて喧嘩になりやすいです。貝類やエビ類は好物なので、基本的には混泳できません。大きくなるにつれて縄張り意識が強くなるので、混泳には注意が必要です。
群れを作る性質があるため、3匹以上で飼育すると落ち着き、活発に泳ぎ回るようになります。
クラウンローチは「白点病」に非常にかかりやすい魚です。薬浴に弱いため、規定量の半分程度から様子を見るなど慎重な治療が必要です。水温を一定(27℃前後)に保つことが最大の予防策です。
クラウンローチは死んだように横向きになって寝ることがあります。初めて見る飼い主は驚きますが、これは彼らの正常なリラックススタイルです。
貝類(スネール)を食べる性質があるため、水草水槽の貝対策として導入されることも多いです。